2016-04-20 第190回国会 衆議院 経済産業委員会 第7号
ガラス固化体は皆さんよく御存じだと思うんですが、それ以外にも、低レベル濃縮廃液の乾燥処理物、これは体積でいえば三百五十立方メートル、低レベル濃縮廃液の固化体、あるいは廃溶媒の熱分解生成物、廃樹脂と廃スラッジ、さまざまなものが出てくるわけですね。 再処理する使用済み燃料自身は一年間に八百トンと言われております。
ガラス固化体は皆さんよく御存じだと思うんですが、それ以外にも、低レベル濃縮廃液の乾燥処理物、これは体積でいえば三百五十立方メートル、低レベル濃縮廃液の固化体、あるいは廃溶媒の熱分解生成物、廃樹脂と廃スラッジ、さまざまなものが出てくるわけですね。 再処理する使用済み燃料自身は一年間に八百トンと言われております。
汚染原因は溶剤、廃液の漏液や有機物残渣の不法投棄、工場から発生した鉱滓を工場内に野積みにしていた、それから、廃棄する溶媒が入っていたドラムから要するに廃溶媒が漏れ出していたと。極めてずさんな管理運営が以前から横行していました。この工場敷地全域の土壌から基準値を超える弗素、砒素なども検出をされています。これが、この汚染が四日市工場全体に及んでいるということも明らかになりました。
○説明員(広瀬研吉君) 日本原燃サービスの再処理工場におきます高レベル放射性廃棄物以外の廃棄物の発生量でございますが、種類、形態等がさまざまでございまして、一概には申し上げにくいものでございますけれども、例を申し上げさしていただきますと、低レベルの濃縮廃液につきましては約二千二百立方メートル、廃溶媒につきましては約百六十立方メートル等でございます。
たとえば廃溶媒の話も実は国会の方が一番知っておるような状況で、科学者はまだ知らない。こういうことでなく、事故なんかをわれわれがアクセスできるような形で公表できるようなことをまずやっていただかないと、いまのことには大変お答えしにくいと思うのです。
これは多分に素人の私の考えることですからあるいは範疇が違うかもわかりませんが、東海の動燃の再処理工場でもホットテストわずか数カ月の段階で早くも中低レベル系の廃棄物貯蔵所が不足してきて、たとえばスラッジ貯蔵所は現在五百立米三基あるわけですが、新しくことしから第二スラッジ貯蔵所として千立米二基、二百立米一基の増設計画を持っておりますし、それから廃溶媒の貯蔵タンクの方も現在二十立米四基あるのを倍増する計画
それからもう一つ、廃溶媒ですけれども、御存じのように、廃溶媒の中にはTBPというのがありまして、燐酸がございまして、その燐酸の規制その他で、われわれの方では放射能に関しての審査はもちろん厳重にやっているわけですけれども、そういう燐酸の問題とか、あるいは水の中の油分の問題、これはまだ最近になって出てきたほかの規制というのがありまして、そういうものから見直しをしなくちゃいけないということであったと思います
次に、同じく今年度の増設計画を見てみますと、廃溶媒貯蔵施設の増設計画がありますね。つまり、勇断した使用済み核燃料を硝酸で溶かして、三〇%のトリブチル硝酸と七〇%のドデカンの溶媒で処理しますね。この廃溶媒施設の増設計画の規模は一体どの程度でしょうか。
安全審査の段階では廃溶媒は燃やせるということで政府側も認めておったのだと思いますね。ところが簡単には燃やせないということになってきた、結局いま、廃溶媒の増設計画に踏み切らざるを得なくなったと思うのです。
○中村参考人 廃溶媒の貯蔵施設をふやさなければならなくなった理由は、当初はこれは焼却してしまうつもりでございました。ところが少しやってみますと、この廃溶媒の中に、有機溶媒でございますが、これは燐酸系の化合物でございまして、耐火物との共存の関係でそのままは燃やしにくいという経験をいたしました。
廃油、硫酸ピッチ、廃溶媒などはそれが少量であっても、河川や下水管内で浮上し、水面を覆うので、火災の発生、悪臭の発生などの原因になりやすく、河川では表面からの酸素供給が阻害されて、自浄作用を妨害する。河川、港湾などでは美観をそこなう損害も無視できない。